認定医だからこその治療
犬・猫の事を
一番に考えた「がん治療」を
犬・猫の事を一番に考えた
がん治療」を
  • がん認定医
    だからこその
    治療があります
  • 動物に優しい
    副作用がない
    痛みのない治療
  • 命の長さではなく
    質を高める
    治療です
  • 他施設と
    連携しての
    治療もあります
ONCOLOGY

腫瘍(がん)認定医とは?

腫瘍認定医は「日本獣医がん学会」が与える認定資格で、認定医II種と認定Ⅰ種の2種類があります。
認定医Ⅱ種は、認定講習を受けて筆記試験に合格した獣医師に与えられます。

認定医Ⅰ種は、認定医Ⅱ種の資格を持ち、さらに認定委員会が行う口述試験や診断、治療といった実技試験に合格しなければなりません。実際の腫瘍症例の治療に必要な幅広い診察能力や治療技術を有する資格と言えます。

2025年 I種の資格を持つ認定医は
全国で55名、静岡県西部では
当院の武信のみです。

認定医紹介

武信行紀(たけのぶゆきのり)

鳥取県出身

●麻布大学獣医学科卒業

●元・麻布大学腫瘍科レジデント・サブチーフ

●獣医腫瘍科1種認定医

●日本獣医がん学会理事(日本獣医がん学会)

学術発表・執筆

2003年~2007年 「犬の健康管理」ANIMAL WORLD連載
2005年 「拡大乳腺切除および補助的化学療法により、良好な経過が得られた猫乳腺癌の1例」(第26回動物臨床医学会年次大会)
2006年 「血管周皮腫の臨床的研究」(第27回動物臨床医学会年次大会)
2008年 「外科切除および放射線治療を行った高分化型線維肉腫の2例」(第27回日本獣医がん研究会、JONCOL2008/No.5)
2009年 「特集:血管周皮腫」(InfoVets 2008/8月号)
2010年

「小動物臨床腫瘍学の実際」翻訳(Withrow & MacEwen’s Small Animal Clinical Oncology 4th ed.)

「外科切除を行い良好な経過が得られた乳頭状扁平上皮癌の1例」(第30回獣医麻酔外科学会)

「肝破裂による血腫が見られた猫の肝アミロイドーシスの一例」(第19回中部小動物臨床研究会)

2014年 日本獣医がん学会 総合教育講演(第10回日本獣医がん学会など)

たとえば、こんなお悩みを
抱えているあなたへ。

  • 皮膚にしこりがあって、最近大きくなってきたけど大丈夫?
  • 他の病院では麻酔をかけて治療できないと言われました。
  • 自分で調べていたら不安になりました!
  • 高齢だから治療ができない。
  • 他院の説明がよくわからない。
  • 病気のことについてもっと知りたい。
  • セカンドオピニオンをもとめている。

TPC浜松動物総合病院の治療

現在、「犬の死亡原因の
25%はがん」で
さらに「10歳以上の犬では
50%を占める」といわれます。
高度な医療技術と経験をもって、
ご家族の意思を尊重し、
パートナーにとって
最善の治療を行います。

きちんとした診断からはじまる。

がんに罹る犬と猫はこの数年間で急速に増加しています。
当院での治療は、きちんとした診断をつけることから始まります。

がんの診断をつけるには、血球検査、生化学検査、胸部・腹部レントゲンや超音波検査等による全身状態の評価と病理組織検査が必要です。これらのデータを元に、「TNM分類、ステージ分類」をし、いくつかの治療プランを立てます。

その後、ご家族と作戦会議を行なってその子に最善となる治療を決めていきます。積極的ながん治療を行うか否かの判断はご家族が決めることになりますから、一番大切なのは病気に向かう家族の気持ちだと考えています。

がん治療には
たった一つの正解はありません。

その子にとって最善の治療はいつも違います。
私は常々、ご家族が動物の生と死に立ち会い、しっかり受け止めてあげることがもっとも大切だと考えていますので、動物にとって何ができるのかを一緒に話し合い、考えながら治療を進めます。

がんの診断と治療には時間がかかりますので、できれば早前にご連絡をください。
またご家族の意見をきちんとお聞きしたいため、みなさんで来院することをおすすめします。

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がん治療の3つの目的

  • 根治治療

    外科切除や化学療法などによって
    根治を目指す治療です。

  • 緩和治療

    根治の確率は低くても、より良い生活の質「Quality of Life」をもって生存期間を延ばす治療です。

  • 対症療法

    将来やってくる痛みや苦しみを考え、現在の「Quality of Life」を維持することを目指す治療です。

腫瘍疾患の治療ステップ

  • STEP 01

    まず全身状態を診るために、
    身体一般検査が必要です。
    血液検査やレントゲン検査、
    針生検も含まれます。
  • STEP 02

    悪性かどうかを調べるため
    に、生検や手術をして腫瘍を
    病理学検査に提出します。
  • STEP 03

    がんの種類がわかったら、根治・緩和・対症療法など目的に応じて治療方法を決定します。
  • STEP 04

    数週〜1ヶ月毎に、ご来院いただき、毎回効果を確認しながら治療を行います。

腫瘍疾患の治療
選択肢

  • 選択肢 1

    外科切除

    腫瘍切除

    腫瘍のみを切り取る方法です。

    負担は少なくてすみますが、再発の可能性が高い方法です。

    部分切除

    腫瘍を含めた一部組織を切除します。

    悪性度の低い小さな腫瘍では有効です。

    拡大切除

    正常組織を含む広範囲な組織を切除します。

    悪性度の高い大きな腫瘍に適用されます。

  • 選択肢 2

    放射線治療

    緩和的照射

    腫瘍の増大を抑えたり、手術後の再発を抑える目的の照射です。

    週1回の照射を4〜8回行います。麻酔や費用が少ない方法です。

    根本的照射

    腫瘍細胞を完全に消滅させるための照射です。

    通常、1日おきに12〜20回程度行います。入院が必要です。

    ※放射線療法の適応症例は大学病院をご紹介します。

  • 選択肢 3

    化学療法

    それぞれの腫瘍に、有効とされる抗がん剤は異なります。
    近年では新生血管阻害薬、分子標的療法、動注化学療法なども応用されています。

  • 選択肢 4

    温熱・光線力学療法・電気化学療法

    この治療はまだ広く行われていませんが、他の治療との併用がいくつか報告されています。
    当院ではスーパーライザーによる温熱化学療法を取り入れています。

  • 選択肢 5

    免疫療法

    この治療はまだ広く行われておらず、有効性を示す大規模報告はあまりありません。
    ただし、可能性に欠けて実施する場合はご紹介をします。
    活性化自己リンパ球療法は、免疫療法を代表する治療法の一つですが、人間の医療では十分なエビデンス(統計に裏付けられた実績)のあるインターフェロンなどのサイトカイン療法に加え、特異的活性化自己リンパ球療法、樹状細胞療法、がんワクチン療法などへのシフトが進んでおり、今後に期待されています。当院ではメラノーマワクチンによる治療などを取り入れています。

  • 選択肢 6

    代替療法

    科学的にがんへの効果が証明されていない植物や菌類などによる治療です。
    がんを治す効果はあまり期待できませんが、免疫力を高めたり食欲増進することでQOLを高めます。上述の治療をしっかり検討した後に選択するものですから、初めから専門医療としておすすめすることはいたしません。当院では対症療法の一部として、ホモトキシコロジ―、高濃度ビタミンC療法などを取り入れています。

TPC浜松動物総合病院
がん治療の特徴

  • がん認定医だからこその
    治療があります
    まず、患者様の状態や飼い主さんのニーズに合わせた治療の選択肢をご提供します。
  • 動物に優しい副作用がない
    痛みのない治療
    当院では動物の気持ちに寄り添い、できるだけ副作用・痛みの少ない方法を工夫しています。
  • 命の長さではなく
    質を高める治療です
    がんの種類によっては根治が難しいこともあります。そんな時、命を長らえるだけの治療ではなく、生活の質を高める治療を行います。
  • 幅広い人脈で
    適切な治療を行います
    がんの治療選択肢には他施設での治療が必要な場合も含まれています。患者様に本当に合った治療を認定の目線と幅広い人脈で適切な治療をご提案します。

治療がスタートするまで

  • STEP1

    まずは問診

    来院された病気の発見日時や状況から、その後の過程をお聞きします。また、今一番困っている症状や、持病の有無も教えてください。
  • STEP2

    一般身体検査

    バイタルサインといわれる脈拍・呼吸・体温をはじめ、体重や体表リンパ筋など全身の状態を確認します。
  • STEP3

    血液検査

    全身状態の把握のために行います。
    当院では頚部の血管から採血をさせていただきます。
    前肢の血管は治療のために温存しておきたいためです。
  • STEP4

    レントゲン検査

    主に胸部の転移や骨の異常をチェックするために撮影します。
  • STEP5

    超音波検査

    主に胸部の異常を見つけるために行います。
    病変の状態をみながら生検をするときにも役立ちます。
  • STEP6

    細胞診断

    細い針で腫瘍やリンパ筋を採り、少量の細胞から、その場で炎症や腫瘍の有無を確認します。
  • STEP7

    生検

    マッチ棒の太さの生検針や6mm径のパンチを使用して、小さな組織を採取して病理検査に提出します。
  • STEP8

    確定診断

    病理検査の結果(通常だと2週間程度かかります)を見て、次の治療内容を検討・相談します。
  • STEP9

    治療スタート

    がんの種類や進行度に合わせて外科治療・内科治療を行います。

飼い主様からのメッセージ

  • ビーグル/オス/6才 画像

    ビーグル/オス/6才

    抗がん剤治療後、元気になりました

    悪性リンパ腫で通院。抗がん剤治療を約6ヶ月して食欲ありすぎるほど元気になりました。再発が不安だけど長生きしてほしい。
  • フレンチブルドッグ/オス/11才 画像

    フレンチブルドッグ/オス/11才

    先生の説明で安心できました

    鼻血が止まらず来院し、骨肉腫の疑い。手術後、3週間に一度の抗がん剤治療は副作用が出にくい薬と説明を聞き安心できました。

がん治療にかかる費用

初診料 2,200円(税込)
初回の検査 14,300円(税込)〜
外科手術 113,300円(税込)〜
放射線・動注治療(他施設) 113,300円(税込)〜
抗がん剤 113,300円(税込)〜
温熱・光線力治療 113,300円(税込)〜
特別診察料(セカンドオピニオン) 5,500円(税込)
あくまで参考料金となります。(初診料含む)
症状の程度により、診療費は異なることがあります。
詳しくはご来院時にスタッフへお問い合わせください。